本文へスキップ

太氣拳成道会 TAIKIKEN JOUDOUKAI

プロフィールprofile

太氣拳成道会は、太氣拳の実践・研究を行なっている団体です。

太氣拳について

    王薌齋先生         澤井健一先生        岩間統正先生



















第2次大戦中、中国で「国手」と称された天才武術家・王薌齋先生に挑んでいった一人の日本人武道家がいました。
後に太氣拳を創始する澤井健一先生です。

柔道、剣道、居合いの高段者でありながら、立ち会いの結果、その驚異的な功夫(実力)の前に全く歯が立たず、自殺まで考えるほど悩みぬいた末に弟子入りを決意します。
王薌齋先生は外国人は弟子に持たない主義であったのですが、数週間に及ぶ嘆願の末、当時、全くの異例であった外国人初の入門を許可され、終戦まで拳の修行に明け暮れることとなります。
日本の敗戦により戦争が終結し、命からがら日本に帰りついた澤井先生が師の恩命を受けて創始したのが太氣至誠拳法、通称「太氣拳」です。
その実践性を重んじる内容、特異な訓練体系は空手などの他武道にも大きな影響を与えています。

故・澤井先生がその門下生の中で唯一その実力を認めたと言われるのが実践派の武術家、岩間統正先生・七段教士です。
その獣を彷彿とさせる動き、独特の感性は他に類するところがなく、60歳を過ぎた現在でもその実力は衰えることを知りません。

成道会・城浩代表は22才の頃に岩間先生と出会い、実践空手の有段者であったにもかかわらず、組み手(自由攻防)で全く歯が立たず、従来のスピード、パワーと云われるものとは明らかに異質の強さ、その独特の動きや感性に魅了され、岩間先生主催「太氣拳仏子研修所」に入門しています。
後、数年間の直接指導を受け、五段練士を認許され、九州福岡にて自身の修練と後進の指導育成のために発足させた太氣拳の実践研究団体が「太氣拳成道会」です。

形意拳(郭雲深先生) → 意拳(王薌齋先生) → 太氣拳(澤井健一先生)

中国拳法を大別すると外家拳と内家拳に分かれます。
外家拳は外的な筋力鍛練や反復訓練による動作の修得が主であり(空手、ボクシング等もこれに属する)、内家拳は身体内部からの強化と根源的な武術としての能力の養成が重要視されているのが特徴です。
太氣拳は内家拳に属し、その訓練体系には数千年に及ぶとされる中国武術のエッセンスが包含されていると言っても過言ではありません。



太氣拳の特徴

 

拳学研究会・佐藤聖二先生のご指導を受ける成道会門下生


太氣拳は従来の格闘技と異なり、技や動きの形よりも、その内面から発揮される力の養成を重視します。
全ての技術がその様な力を基盤として構築されており、一度修得すると多少のブランクでは衰えることがないと言われています。

一見すると神秘的ととらえられがちな練習方法が数多くありますが、実際には人体の構造機能、精神生理、物理学的、力学的な内容に基づいた実に科学的なものです。

立禅と呼ばれる太氣拳の中核をなす訓練法によって獲得される、内面から発生される力の感覚は筆舌に尽くしがたく「百聞は一見にしかず、百見は一触にしかず」の言葉通りに、それは自身の身体を通じて理解を繰り返さざるを得ない奥深さがあり、修得できた人だけの身体財産となります。

身体に極端かつ急激、過剰な負担をかけることがないので生涯にわたって取り組んでいくことが可能であり、健康法としての側面を合わせ持つ生涯武術としての可能性が大変に高いと言えます。
  

                  
                  


太氣拳成道会 事務局

〒819-0022
福岡県福岡市西区福重1-17-17

TEL 092-883-1880